「エイリアン」からエイリアンのディオラマが登場しました。ＳＦホラー映画の傑作「エイリアン」はまもなくスピンオフ作品の「ＡＶＰ2」が公開されるなど、今なお人気が衰えない作品ですが、その劇中でのワンシーンをディオラマ化しています。
製品は宇宙貨物船ノストロモ号船内の機械が密集したところから、ヌッと這い出して来るエイリアンの恐ろしい姿を機械室共々リアルに造形しています。油臭い匂いが漂いそうな船室のメカは垂れ下がったチェーンなど質感豊かに作り込まれ、特徴である2重顎を開けて這い出すエイリアンは身体の一部が船体に解け込む雰囲気が出色の出来栄えで、ビッグチャップのデザインが活きたディオラマと言えます。プライスの魅力も大きい。
この雰囲気溢れるディオラマは、エイリアンファンのみならず多くのコレクターの皆さんにお奨めします。
映画「エイリアン」にまつわるetc〜
・ノストロモ号船内セットはいくつもの巨大なセットが組まれましたが、木造の枠組みにジャンボジェット機を貼り付けたりしてオイルの匂いが漂うようなリアルなものが作られました。
・映画のラスト近く、リプリーの前に遂に姿を現すビッグチャップは、船体に溶け込むようにと、頭部のフードがメタリックカラーに塗られました。それは映画を見ても分かります。
・この作品を最初にテレビで放送したのは「ゴールデン洋画劇場」。当時は金曜日の放送で司会は高島忠男、放映の半年前から延々と予告編を流すほどの力の入れようでした。
・ビッグチャップは本編でもなかなかその全身がはっきりとは分かりませんでしたが、公開から数年後にシネフェックス日本版で特集記事が掲載され、着ぐるみの全容が初めて公開されました。頭部に本物の人の頭蓋骨を使ったことや、ボツデザインなど興味がつきないものばかりでした。このシネフェックス日本版はエイリアンコレクターのバイブルとなっています。
